目指せ王国編

マップ：目指せ王国（シャッフル）
第１回公式大会予選に使われたこのマップ。なかなか癖のあるマップです。
１、クリーチャーを置ける土地が多い。
２、無属性土地が多い。
この二つが大きな特徴です。これにより、４人プレイでも連鎖は構築しやすく、ボージェス、マッドクラウンなどの応援クリーチャーも置きやすいです。それだけに自分の連鎖構築に気を取られて相手への連鎖崩しのタイミングを間違い、手遅れになる場合も多々あります。また、
３、城周辺に小回りできるルートがある。
４、２種類の周回ルートが存在する。
つまり同じ価値の土地でも通行料を取れる率が段違いになるわけです。城周辺の土地の確保が最優先。ここをレベル上げされるとパーミッションも使い辛くなります。

メンバー（プレイ順）：
ゼファー
コモッコモッ
りさりさくっ
ラインハルト

まず飛び出したのはゼファーだった。開幕直後にリンカネーション。開いた手札にはパーミッション２枚。他のセプターに手札破壊系カードが無かったため、城周りを２周してリードを奪った。クリーチャーもうまく引き、（弐）にバトルギアβを配置して（壱）のバルダン（言うまでもなくコモッコモッのクリーチャー）に移動攻撃して合体しながら倒す[4]。バルダンのリリス変身で多少削られたものの最高の位置に合体ロボを配置した。

対コンピュータ戦でもこんなにあっさり城横にバンドルギアを作れたことはなかった。あまりの順調さにやや緊張。

ラインハルトは開幕の５枚が全てクリーチャー。しかもオール水。思いっきり手の内を晒している。パーミッションが無かったため、東エリアへ向かう[1]。コモッコモッは風属性のようだ。パーミッションを１枚使用してボーナスを得たあと、ラインハルトと同じく東エリアへ[3]。りさりさくっは火か風かまだ不明。ミルメコを（四）に配置[1]したあと、やっぱり東エリアへ[3]。なぜ３人同じエリアへ行くかなぁ。

まず事件が起こったのはゼファーのターン。ラインハルト（のプレイヤー）が ミルクティーのペットボトルを倒してしまう[3]。 やべぇ！ティッシュ！ティッシュ！幸い大事には至らなかった。……ってカルドと関係ないじゃんか。失礼。ラインハルト、ミルクティーばっか飲んでんな。おや、ツッコミどころが違っておりすまぬ。

りさりさくっはやはり火属性のようだ。武器無しのコモッコモッのプッシュプルにウィルオウィスプ＋ベルオブロウの追い討ちコンボを決める[4]。100Ｇ取られた上にフュージョンを壊されるコモッコモッ。見ている分には楽しいコンボである。やられるのは絶対いや。さてりさりさくっは（四）のミルメコにミューテション[6]、さらに領地コマンドで風土地（伍）へ移動[7]。ここは注意が必要だ。

ゼファーは良いタイミングでボージェスを引き、手を出しにくい（東中心に回る人が多い）西エリア砦横におっさん配置[8]。ここで「筋肉番付」のＣＤ−ＲＯＭケース（高橋ＵＦＹ提供）がテレビの右下に置かれる。ボージェス印である。今日はチョコボールを誰も買って来ていなかったのだ。いやま、何でも良いんですけど。しかしこのケースでかすぎ。画面の右下がちょっと見づらいっす。

東エリアではラインハルトとりさりさくっの小競り合いが始まる。ラインハルトはマッドクラウンをミューテーション２発で育てていた[5][6]が、そこにりさりさくっのバインドミストが飛ぶ[8]。隣に配置されていた人魂がすかさず魔力を吸い上げる[10]。これで自分のターン開始直後に土地売りとなったラインハルトは（四）のディープスポーンを売却[10]。これは疑問。無属性だから地形変化すれば重要な拠点になるのでは？他にも売れる土地はあったのに…。

そんなことをしている間に西エリアを淡々と周っていたゼファーは（弐）をシーフで確保[10]。そして（壱）（弐）をレベル２に上げ[11][12]、砦横のボージェスを地形変化して３連鎖[16]。（参）にドラゴノイドを壁として置いてある[5]ためかなり堅い。コモッコモッのウィークネス２連発[12][13]、りさりさくっのサイレンス[5][12]に悩まされるものの、周回が早くトップを快走。

りさりさくっはなかなか火属性の土地を確保できない。しかし（六）をまたもミルメコで確保[17]。これで風３連鎖。恐らく目標としている色とは違うものの位置は絶好。また古柳を手札に持っているのも気になる。ラインハルトは城周りはないものの水４連鎖を構築し[14]平均レベルアップ[10][13][15][17]。４連鎖すべてをレベル２にした。ただこちらはケルピーを引くもすぐに捨てた[13]ので一安心。

でも俺は東エリア行かないから関係ないか。ラインハルトのランプロは壊したし[9]、いざとなればどうにかなるさ。

コモッコモッは17ラウンドまでにバルダンダース、スペクター、プッシュプルの３体しかクリーチャーを引けず。またリンカネも引けず。ちょっと酷い引きである。と言うわけで彼は一人SUGOROKU状態であった。でも砦を通ったと勘違いして進行方向を間違っちゃあ、ダメダメ[5]（普通に読んで下さい）。

城周りの状況[17]：
（壱）バンドルギア（ゼファー）水レベル２
（弐）バトルギアβ（ゼファー）水レベル２（ウィークネスを撃たれたシーフを交換[17]）
（参）ドラゴノイド（ゼファー）地レベル１（ウィークネス被弾）
（四）空き地、無レベル１
（伍）ミルメコレオ（りさりさくっ）風レベル１（HP60）
（六）ミルメコレオ（りさりさくっ）風レベル１

ここまで[17]の順位
１、ゼファー　　　２３４３Ｇ
２、ラインハルト　１８７１Ｇ
３、コモッコモッ　１７９８Ｇ
４、りさりさくっ　１５６５Ｇ

ボーナスを得て手持ち魔力が４桁になったゼファーがここで仕掛けた。（壱）のバンドルギアを一気にレベル４に[18]。何とこのラウンド、ゼファー以外の全員がパーミッション所持で城周辺に居たのである。絶好の通行料搾取日和。現在は防御アイテム持ちのバンドルを落とせるコンボを誰も持っていない。序盤で見えたりさりさくっのライフジェム、遠くに配置されているラインハルトのカリブディス（ただ西エリアに水土地を持っていないが）と怖いカードもあるが、ここは勝負。コモッコモッはこれが無ければ当然パーミッションを使う位置に居るが、ここで彼は一言。
「俺、これ絶対踏むわ。間違いない」
そんなこと自信を持って言われても。そしてパーミッションを使わずに振ったダイス目は…２。見事にギアにヒット。コモッコモッは西エリアへ向けて旅立った[18]。一同爆笑するやら感心するやら呆れるやら…。見事なネガティブシンキングに脱帽。本当に踏む目を出すとは…。
りさりさくっ、ラインハルトはパーミッションを使用し、気合のダイスでギアをかわす[18]。これが普通。りさりさくっは（四）もアンシーンで確保する。ラインハルトは周回方向が悪く、もう一度ダイス勝負が必要。そして運はラインハルトに微笑…まなかった。次の目３はバンドルギア通行料691Ｇなり。ラインハルト大幅後退。手持ち魔力が無くなり、しばらく何も出来ない状態となってしまった[19]。

ここからりさりさくっが動いた。まず（六）のミルメコをレベル３にアップ[20]。これで風に決めたのかと思いきや東エリア砦近くのウィスプを風から火へ移動[22]。風３火１から各２となった。

ここは東エリアを風３連鎖で勝負と決め、西エリアに火地形を求める方法もあったと思う。（六）のミルメコはバンドルギアの対角線上なので、レベル３ならかなり踏んでくれそう。西エリアにばらまいてあるミルメコ、アンシーンは共に火地形の隣に居たから、２連鎖までは容易だった。後の展開を見るとこちらの方があるいは良かったか？

この間にもゼファーは着々と連鎖を増やす。ボージェス地形変化（無属性から）で４連鎖[21]。（参）のシーフ地形変化で５連鎖[23]。（弐）のバトルギアベータにカモフラをかけて麻痺（byりさりさくっ[19]）を消し[21]、一気にレベル５にアップ[24]。ここで5500Ｇ突破。そして水地形に直接シーフを置いてついに６連鎖[25]。もはやテレキネシスを撃っても間に合わない。りさりさくっが勝負をかける。
（六）のミルメコレオをオールドウィロウに交換！[25]
アポーツ後500Ｇかけて風から火に地形変化！[26]

予想外だった。交換してからアップヒーバル待ちかと思っていた。しかしウィークネス掛け忘れてリンカネしたのは今回唯一のミス[26]。
後日聞いた話によると、りさりさくっは「柳は火属性土地じゃないと足止め出来ない」を忘れていたとの事。だめじゃ〜ん。

さらに事態は混迷。ラインハルトがずっと持っていたイビルブラストを（弐）のバトルギアβに放つと[27]、すぐさまコモッコモッがイビルブラストをドロー…。もちろん引き撃ち[28]。仲良いな、あんたら。これでレベル５土地が空き地に。しかし周りはゼファーが固めている…と思ったらりさりさくっがぴったり止まってアンシーンで確保！[28]りさりさくっがトップに踊り出た。ラインハルトも全く魔力の使い道の無いコモッコモッからドレインマジックで694Ｇ吸引して復活した[28]。

しかしゼファーも反撃。バインドミストを（弐）のアンシーン、（六）のオールドウィロウに連発[29][30]。りさりさくっはランプロを持っているが、さぁ、どっち？…りさりさくっの選択はオールドウィロウ。まあ普通そうなのだがゼファーは一安心。

なぜならアンシーンを倒せるアイテムが無いから。ランプロ掛けられると俺には倒す手段が無い。ブック回りきっていないから気付かれなかったけど。柳ならいろいろ手はある。

このりさりさくっの選択が裏目に出た。なんとゼファーは麻痺アンシーンにぴったり止まってしまう。当然奪取。しかも支援＋20なので素のドラゴノイドであった[31]。
亀仙人の鼻血を浴びて姿が見えたスケさんなどヤムチャの敵ではないのだ。言うまでもないがドラゴンボール其之百より抜粋。
そうか、クンフーモンクで倒したら面白かったのか。いやそうじゃない。とにかくレベル５土地再奪取。この時点で5800Ｇ。あと周回＋ワンアクションだ。りさりさくっは再度のアポーツ（東エリア三叉路）で通行料奪取狙い。まずラインハルトを一回目の足止め。−281Ｇ。

城周りの状況[17]：
（壱）バンドルギア（ゼファー）水レベル４
（弐）ドラゴノイド（ゼファー）水レベル５
（参）シーフ（ゼファー）水レベル２（HP20）
（四）アンシーン（りさりさくっ）火レベル１
（伍）ウィルオウィスプ（りさりさくっ）風レベル１
（六）オールドウィロウ（りさりさくっ）火レベル３（ランプロ）

ここまで[31]の順位
１、ゼファー　　　５８３２Ｇ
２、りさりさくっ　３０６２Ｇ
３、ラインハルト　２８２４Ｇ
４、コモッコモッ　２３９２Ｇ

さぁ次に柳に止まったのはゼファー。このまま居座られたのではまずいので倒せないながらも攻撃。兎で。

ウィークネスかけておけば…。

これによりオールドウィロウはST40＋支援10、HP20＋地形効果30に[32]。ゼファーは−281Ｇ。次はコモッコモッ。彼はグレムリンフュージョンを持っているので柳を問答無用で倒せる。しかし出た目は２。相変わらずここ一番で面白い目しか出ない。これは直前[31]にラインハルトがレベル上げしたアイスウォールレベル３に止まる。しかしコモッコモッの手札では兎が跳ね回っていた。もちろん土地奪取[32]。ゼファーも兎を持っていたのでこのレベル上げは悪手だったと思う。さてりさりさくっの番。さんざん悩むが、コモッコモッの悪いダイス目により辛くも生き残ったオールドウィロウを助けるべく、テレキネシスを先ほどのルナティックヘアにかける。移動先はラインハルトのディープスポーンレベル３。これを倒せる手札の無いコモッコモッはバインド状態に。そしてディープスポーンはST50のやる気満々クリーチャーになってしまった[32]。これで一番得をしたのはゼファーだから、りさりさくっにとっては苦渋の選択だったろう。余裕綽々のゼファーはここでこんなことを言っていた。

「テレキネシス持ってない？テレキでディープスポーンを移動攻撃させて柳倒そうぜ」

りさりさくっはガセアス持ちだが、確かラインハルトはグレアムを持っていたはず。派手で面白い戦闘なのだが、テレキが無くて実現せず。

次ラウンド、バインドで１ターンの猶予を得たりさりさくっのドローはサイレンス！素晴らしい引きである。これをコモッコモッにかける[33]。一方ラインハルトはパーミッション使用のためまたもや柳に足止めされる[33]。−281Ｇ。

次ラウンド。パーミッションを所持しているため、ゼファーがまた柳に突っ込む。今度は前ターンにドローしたリトルグレイ。仕方なくガセアスフォームを使うりさりさくっ[34]。−281Ｇ。しかしもう柳は丸裸だ。行け！コモッコモッ！…あっ、サイレンス状態だったね。というわけで−281Ｇ[34]。オールドウィロウは実に５回目の通行料奪取である。

しかし一回一回の通行料があまり大きくないのが痛かった。あと１レベル上げられたら全然違ったのだが…。ゼファーはボーナスをバンドルギア（壱）につぎ込んでついに目標魔力突破[35]。しかもラインハルトがドラゴノイドレベル５（弐）を踏んでしまい−2252Ｇ[35]。これで終わった。ゼファーはコモッコモッのフュージョンを壊して安全運転[36]。

のつもりだったのだが…。実は全然安全運転していなかったり。またドラゴノイド（弐）にコモッコモッがお泊りし、彼のリンカネ直後の手札にはナイトが。強打ダメージ75で危なかった。リトルグレイの援護で僅かにHP５を残したのだ。ラインハルトがリザードマンで削りにきたとき兎を援護につけて[35]おいて良かった。つーかカウンターアムルとって置けよ（柳を倒すのに使った[36]。一人で３回攻撃して柳を倒したことになるから、ちょっとかっこ良いかなぁとか思って）。

最終結果：ラウンド数37
１、ゼファー　　　１２０３５Ｇ
２、りさりさくっ　　３４１３Ｇ
３、コモッコモッ　　　６７５Ｇ
４、ラインハルト　　　　３５Ｇ