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森陽さんのうさぎブック

汗血兎

火の原を疾く駆けてゆけ汗血兎
狩人弱め逆しまに狩る
ブラスアイドル ルナティックヘア ウィルオーウィスプ
キメラ ソン=ギョウジャ フレイムロード
ボガート マンティコア サキュバスリング
ホーリーグレイル アップヒーバル クランプ
ピース フライ ヘイスト
ホーリーワードX マナ ランドプロテクト
リンカネーション

本州の南端より、こちらには初登場となります森陽さんのうさぎブックが届きました! プロフィールもつけていただきありがたい限り。

うさぎブック…最初に思いついたのが、「クランプを打とうがレインフォースを打とうが、ガーゴイルが移動侵略に成功した時、ST=50になる」ことを利用した、自分だけST回復ガーゴイル&クランプうさぎのイケイケ侵略ブック。ヘルブレイズで土地を落としまくろう、という魂胆です。試運転しました。見事に機能しませんでした(当然)

クランプを使うとなると、ついいろいろなことをやりたくなりますが、要素を盛り込み過ぎると中途半端になってしまいます。二兎を追うものは一兎をも得ず、ですね。うわ。うまくまとまり過ぎちゃいました。

さて、機械科ボイラーズさんとハーミットさんが先に作られていたブックを参考に、2EXでできるうさぎブックについて改めて考えました。DC版ではリンカネでびゅんびゅん回してクランプ打ちまくっていればよかったのですが、今回はそうもいきません。その点で、ハーミットさんの意見は納得しました。(実際、ガーゴイルブックでクランプ撃っても機能していなかったので…)そこでブラスアイドルを入れ、リンカネを4枚投入してDC版と近い環境を作ることにしました。アイドルが二枚しかありませんが、リンカネを使えば配置はそこまで難しくないと思います(4人対戦は厳しそうですけどね)。フライ・ヘイスト・HWX各4枚入れでおわかりの通り、とにかく走って走って走りまくるブックですから、序盤ならアイテムやクリを少々切り飛ばしても問題ありません。マナ同様、クランプは拠点が立ち始める後半威力を発揮する遅効型スペルだと思っています。

ブラスアイドルをなるべく生かしたい、アイテムを流すので頻繁に戦闘になるときついと言うことで、ある程度広めのマップが合いそうです。あとはクランプを撃つので1エリアだとなお良し。護符ありでもかなり戦えそうに思えます。12枚はとにかく速いです。

クランプを考えるにあたって、場に配置されたクリーチャーのSTを広範にわたって下げることができるという長所があります。これにより移動侵略力が弱められ、結果低HPクリも生き残りやすくなるだろう、というのが私の見解です。「移動侵略に弱いクリを活かす」…これで真っ先に思いついたのがボガートです。走りブックでクリが少ないこともあり、配置がうまくいかなかった時にも魔力をボガートに突っ込んでやれば<ボガーン、ドーン!>と通行料収入で一発逆転もありえます。よってボガート二枚投入しました。そしてもう一つ、「クランプに影響を受けない(受けにくい)」という点から、キメラマンティコアを採用しました。キメラは走りブックと非常に相性が良く、STを下げてもすぐに回復してゆきます。また、マンティコアはブラスが場に出ていればノーアイテムで常にST=50、HP=50以上の能力を発揮してくれる良クリーチャーです。少々土地コストは重くなりますが、試運転の結果全く問題ないと思いました。更に、ボガート、キメラ、マンティコアという三体の拠点クリを強化するためにフレイムロードを一枚入れました。

うさぎブックの勝利の決め手がうさぎによる高額地奪取であることは、はっきり言って稀です。ボガートの決定力は非常に魅力的ですね。ただ、防御アイテムの少なさが気になると言えば気になりますが…。とりあえずはキメラ、マンティコアで拠点を作り、タイミングを見てボガートに交換できると良いですね。

うさぎの強化について、ボージェスはどうしようか…迷ったのですがスペースがありません。しかし火にはこの問題を解決するにうってつけのクリーチャーがいます。です。安易ですみません。え〜、フレイムロードがいることもあり、HP=70は期待出来ます。サキュバスリングで突っ込んでもいいのですが、相手が武器を持っていると返り討ちに会う場合と、リンカネを使っているのでリングが引けなかった時のことも考慮して、クランプで押し切った方が確実性は上だと判断しました。更に猿を使うことには、機械科ボイラーズさんの指摘された土地奪取後の不安定な守りを改善することにも繋がります。ウィスプはクランプと相性はさほど良くない一方、猿の防具として働いてくれることを考えれば悪くないでしょう。配置できなかったキメラやマンティコアをくっつけてもプレートメイル分の働きはしてくれます。

安易と言うことは無いと思いますよ。使えそうでいて、けっこう使用頻度は少ないですよね、ソン=ギョウジャ。ソンとうさぎのコンボはかなり有力と思います。今作、巻物対策がグレムリンアムル一辺倒から他のアイテムに移りつつあります。これはティアリングハローなどの影響でしょう。これによってグレアムの出現率がかなり下がり、ソン+うさぎのコンボ成功率は上がっているのではないかと思います。

ちょっと気になるのはサキュバスリング、ウィルオーウィスプとクランプの相性ですね。クランプでSTが落ちるとサキュバスリングを防御に使用できず、ウィスプは魔力を盗めません。しかしこのブックからクランプを抜くわけにはいきません。ウィスプはピラーフレイム、ゴーレム辺りと替えるのはどうでしょう。

土地を奪った後はラントラの方がいいのではないか、と思っていたのですがブラスアイドル配置状態でラントラを手札に持ち続けるのは負担になりますし、ただでさえ現金が溜まりやすいブックのそんなものを入れたらドレインのいい的になってしまいます。ということで、猿かアイドル用のピースで対処するのがいいでしょう。

確かに、ややもすると手持ち魔力を持て余してしまう恐れもあります。マップによっては、ピースを増やすとか、地形変化を増やすなどの工夫が必要になりそうです。ラントラは、天然でなんとか…。

結構大仕掛けなブックのように思います。クランプをいくら頑張って撃っても、直に侵略された場合の敵STはどうしようもありません。その時はその時、ですね。アイテム圧縮するためと移動侵略=削りが弱くなることから防具はホーリーグレイル3枚(リングは防具として殆ど機能しませんので・汗)にしました。普段あまり使わないアイテムですが、ブックとの相性はまずまずだと思います。一応実戦でも使えるレベルには整えたつもりですが、いかがでしょうか。移動系スペルを充実させたブックが多い傾向にあるので、ブラスとリンカネが上手く働かないと周回ではそれほど差が開かないかもしれません。その時はボガート様はじめ、通行料収入に頼りましょう(笑)

DC版までなら、何の疑問も無くホーリーグレイルを受け入れたと思うのですが、今はなんとなく不安です。これは私の周りの環境のせいでしょうか。それにしても、クランプブックの難しさを感じました。ここまでコメントをいろいろとつけておいて何ですが、やはり回してみないと分からない、と言う気がします。す、すいません師匠(誰)。


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