永野博士さんの投稿ブック

ＡＩ企画にも参加いただいています永野博士さんの登場です。どんなブックなんでしょうか。

このそのまんまなタイトル、私は結構好きです。と言うわけでお題はヘルハウンドです。あれ？違ったぁ！

方針としてはリベレをつかって、トウテツ移動侵略でたべまくるブックです。当然狙うのは地属性クリ。強打のでやすいヘルブレや援護を禁じれるスティンクボトル等を利用すればそう難しくないはずです。チャリリリーフは補助に入ってますが、メインはリベレ移動侵略です。チャリはランプロや猫に弱く、対地属性向きではないと判断しました。
ある程度堅いクリはリベレ＞次ターンマジボorワイルドグロース＞移動侵略のながれを使用してください。

セカンドの地属性はマッドマン、コアティを入れないと、かぶったときに相手のお手伝いをしているような感じになってしまうのが困ったところです。このトウテツブックも、地かぶりが最大の難関です。しかしランプロ、援護対策が成されているので戦えそうです。つーか援護対策過剰ですか？　スティンクボトルってはじめて入力しましたよ（もちろん一発変換はなりませんでした）。いややはりこのくらいは必要ですね。援護強いですよねぇ。

トウテツがある程度成長したところで拠点作りです。実はトウテツは拠点にしません。ランプロかけると移動しにくくなるためです。拠点の隣においておきましょう。もしとられても容易にとりかえすことが可能です。(多分)
この番犬効果はほんのりと安心できるのでいいです。

番犬効果と言うのが素晴らしいです。本来のトウテツの姿ですね。拠点はマミーでしょうか。つーか今気付きましたがヒーラーがマニアックですね。全体ダメージスペル入りではないので、活躍するのでしょうか。微妙な感じがします。あ、そうか！　トウテツバックアップ用ですね。全てはトウテツのためにあるのか…。

ハーミットさんの投稿ブック

最近実力、ネタの両面から私が密かに注目するハーミットさんの登場です。

　まずはバードの能力についておさらいしておきますと、バードが攻撃して相手を倒せなかった場合、そのまま戦闘を中断して空き地に逃げます。よって自分が戦闘終了後に発動する効果（ブーメランの手札復帰やダイナマイトの自壊等）は無視されますが、相手の戦闘終了後に発動する能力（風以外でのレベラーのレベル下げ、四天王の支払い、毒等）はしっかりと発動します。

　バードの大きなメリットとして挙げられるのは、相手に一方的にダメージを与えてなおかつ、自分だけ無傷で空き地に配置できることです。30ダメージは援護クリにはけっこう大きいですし、「反撃でやられるからダゴンはあまり攻めたくないなあ」という時にも気軽に攻めれます。

デメリットは言わない罠。さすがです。

　しかし普通に殴っては30程度しか与えれず、いまいちパンチ不足な気がします。そこで、プレイグかけて突っ込みましょう。これにより、30＋毒ダメージという素晴らしいコンボになります。さらにはスウォームをちらつかせることにより、その効果は倍増します。チャリオットやデコイなども併用しながら、ガンガン攻めまくりましょう。おまけとして、サルファバルーンも用意しました。毒＋自爆30により、HP40のクリはホーリーグレイルでも守れない危険な状態にさらされます。ST20以下でもダイナマイトで誘爆できますし。これにより、相手はレベル上げが難しくなるので（少しテンペ場に似てますね）、ドレインマジックを多めにしました。

バード＋ダイナマイトは思いつきませんでした。すんごく使えるコンボではないですか。今情景が思い浮かびました。敵と相対するバード。彼は腹に巻いてあったダイナマイトを取り出し、火をつけて放り投げ、すぐさまダッシュ。画面手前へ思いっきりヘッドスライディングするバード。そのうしろではダイナマイトの大爆発！！いつの間にか画面とか言い出してますが、テレビか映画のイメージでお願いします。分かりますか？バードは主人公ですよ。なんかどうでも良い話を長々としていますか。

　アイテムについてですが、攻めはやはりダイナマイトです。なんせ自爆しませんから。サルファバルーンの補助としても使えますしね。いちおう他のクリで行くことも考えて、ボーパルソードも用意しました。防御アイテムはネクロスカラベです。グレアムなければまず落ちませんし、サルファバルーンの自爆＋復活コンボにも使えますしね。なんかサルファバルーンメインみたいな感じですが、違いますよ。ま、たしかに実戦ではこっちの方が切り札になったりしますけどね・・・。
　後チャリオットを2枚入れると、後半のドローがチャリオットばかりになるので、リバイバルをうっておきましょう。リバイバル使って火ならラルバが当然入ります。このラルバやパイロドレイク、またはプレイグでHPが増えるマーネス等が拠点候補です。ただ若干テンペに弱いので、ファンタズムなども用意してみました。これだけではつらいかもしれませんが、ドレインマジックの多さと唯一HP50のラルバをつかってなんとか耐えてください。

レベルを上げにくいでしょうね、相手は。攻め手満載です。サルファバルーンを使うとなると、空地の確保にコンジャラーを入れたくなるのですがどうでしょう。まぁ大体予定通りには行かなくて、相手が何らかの方法で空地にした土地を漁夫の利でいただくパターンが多かったりしますね。うーむ。

　さて問題はバサルトアイドルです。これによりサルファバルーン・プレイグ・ネクロスカラべといったカードが死に札になります。しかしプレイグはランプロ外しにも使えますし、レベル5フレイムロードすら落とすデコイ＋ダイナマイトがノーリスクでつかえるので、そこそこはいけます。しかしネクロスカラベが使えないのは痛いので、チャリオットと移動コマンドで照準を絞ってバードで突っ込みましょう。

やっぱり狙われますか。良いではないですかダイナマイトを使えばー。ぼかぁバサルトアイドルが大好きなのですよ。

ぷちなんさんの投稿ブック

続いてぷちなんさんのレイスブック。こいつはすごいぞ！

今回、「踊る人形」用に調整していたレイスブックをアップします。

レイスには誰でも考えるようなコンボがありますが、「そんなベタベタではつまらない」か、「結局実戦レベルにはチト弱い」辺りの理由であまり見かけることは無いですね。（ぷちなん自身、あまり実戦していないというのは、まぁ、おいといて。）

じゃあ、実戦（しかも全国大会本選）で勝てるレベルなら「クリーチャーとブック」に投稿、しかも伝統の４体投入を破っても良いかな〜、と。

仕方ないですね。許しましょう（態度でかすぎ）。

【コンセプト】
全国大会本選で使用を検討していたものです。レイス・・・というよりはマーブル・ピースブックなのは否めない。枚数が１枚のカードが多く、多色、様々な局面に対応していく構成を重視しているのが、いかにも私、ぷちなんらしい。（と言っても分かるのは、何人いることやら。）
マーブルアイドルで配置のアドバンテージを稼ぎ、ピースで守った土地の色変更と増資で勝とうとしています。レイスは何度も使用できる侵略クリ−チャーとして。ピースとマーブルの２重ロックは、やり過ぎなんてことは全然無い。アイドルの維持に固執せずとも、場を遅くしながら、ステルス勝ちを十分狙える戦力は保有しています。ステルス勝ちのポイントは魔力加速、即死、地形変化への耐性、微妙なクリーチャーの弱さといったところ。上手くその場の「最強」プレイヤーの影で逆転機を窺ってください。

ホーンカメレオン、ウェンディゴあたりが微妙です。ウェンディゴって風単で組みたいときに仕方なく入れるカードだと思っていました（本選大会で使いましたけど。しかたなく。）。

【重要カード解説】
■マーブルアイドル
大方のプレイヤーが勝ちにくる本選ということで似通ったクリーチャー構成が予想され、その支配力は場合により致命的かと。リビングアイドルや領地能力持ちといった、戦闘能力が低く、配置を維持しづらいクリーチャーの寿命と価値を向上させます。

確か本選でも使っていた方がいらっしゃいましたね。確かに私もクリーチャーは、同種を３枚以上ずつ入れており、マーブルが来たら苦戦したに違いありません。

■レイス
マーブル場では侵略クリーチャーの再利用に苦労することになり、皆、切り札を持ち歩くケースが増えるのですが、レイスならそんな心配は要りません。とりあえず、手軽に即死。召還コストの生贄もメズマ対策で有効活用できますね。・・・でも４枚も要らん。まぁ、とりあえず、一番枚数が多いクリ−チャーということでこのブックはレイスブック。そういうことで。

レイスの短所と思われている部分を、マーブルアイドルを使うことにより長所に変えるという発想が素晴らしいです。今までになかった考え方ではないでしょうか？

■ブラスアイドル
マーブルが機能している間は他プレイヤーのクリーチャーを無駄カードにすることにより、優位にたてます。対策カードを引かれることは、相手のブックタイプの見切りで十分対応可能です。

ほとんどのクリーチャーが一期一会の出会いなので、早くブックを回すのは大事ですね。なんとか二期二会くらいにしたいところです。なんと読むのかは知りません。

■ケルピー
ブック全体傾向として通行料を取ることは基本的に捨てているのですが、１発屋が仕込んで有ります。ピース、リリーフ、チャリオ、スカラベ、マーブル、クレイ・・・サポートカードの枚数は十分でしょう。

この辺りは難しいです。私は足止めクリーチャーに意識過剰なようで、ケルピーやウィロウなどを持ち出した場合、私からステルスすることは不可能です。あまりこだわらずに使えたら使うと言う感じなのでしょうね。

■アースシェイカー、サブサイド
マーブル場では、クリーチャーが少数のまま早めにレベルを上げ、通行料で先行できた者が優位に立ちます。マーブルを置いたプレイヤーは土地の配置に忙しく、レベルアップまでには一歩遅れることになり、こうしたカードの重要性は高いです。

この２枚がそろうと何も出来ないのですが…。ぐはぁ。

■ピース
リビングアイドル、領地能力、オドラデク、仮置きした即死系、ケルピー・・・、掛けるトコ一杯、有ります。スカルプチャー後もしのげるのは重要なポイントです。また、誰かが高額踏みで抜きん出てしまう展開は困るので、メズマにさらしてクイックサンド消しなんてのも常套手段です。

ああピース。このカードほどセンスが問われるカードも他に無いと思いますがどうでしょう。私は「そこにピース！？」と言われそうなのでほとんど使ったことがありません。ぐはぁ。

【簡単な”踊る人形”の分析】
・バリアーよりもミスルト。
・ホーリーワードＸよりもやっぱりミスルト。
・テンペスト、クランプは居る。入れても勝てないメテオは居ないでしょ。
よってランプロ枚数が減少傾向、更にランプロ対策減少傾向。

【対面メタ調整】
まぁ、マップ専用ブックということで、有力ブックへの対抗策は現状でもボチボチ用意してあるため、２〜３枚入れ替えるだけで相性はかなり変わります。

■対テンペスト
アーチビショップ、ブラスアイドル抜いて、マスグロース２枚で大分耐性があがります。クレイアイドルが他のプレイヤーから歓迎される特典つき(笑)・・・２人以上いると流石につらいのですが・・・

マスグロースはありですね。どうせ即死だしー。

■対ボージェス
もともと、対抗出来るのですが同キャラ対策でバニシングレイを採用されていると結構キツイ。クレリックを採用しましょう。・・・抜く候補はランドトランス。

バニシングレイをメズマで奪…わせてはくれませんか。

■対マッドマン
守備的な相手がかぶればかぶるほど、優位に・・・うひひ。ラストが２枚ほど欲しいですね。ホーンカメレオン、ゴールドグースが抜く候補かな。

そもそもマッドマン対策でレイスとかが出てきたのではないかと思うのですがどうでしょう。

【採用されなかったカード達】
■バサルトアイドル
自壊しないレイス。そんなのはレイスではない。嬉しくない。レイスの為にブックを組むのではなく、レイスが必要なブックを組めば良い。ハナから考慮外。

でも置かれたら置かれたで良さそうな気はしますね。

■ゴブリンズレア
レイスで心中した後の跡地確保。カッコ良さげだね。機能すれば。リンカネでガンガン流すのがこのブックのプレイングなので合わない。テンペ場、マーブル場と役立つ状況では、メズマされる。

やっぱりメズマは嫌いだー！シュボッとゴブリン出してぇ〜。

■サルファバルーン
ナイキー、（テンペで削られた）バ＝アルなど、有効な局面は少なくない。好みで入れても良いのでは。

彼には何度か痛い目に遭っています。好みです。

■レイズデッド
自陣のラインナップは防御面でいまいち貧弱なので、即死させた拠点候補クリ−チャーを現地調達。リビングアイドルやグースとの相性も良好で悪くはない。もし、このブックの魔力加速が早すぎて狙われると感じるようなら、周到な「手抜き」手段として、ラントラ、ミスルト、ドレインを減らして採用してもいいかな。

マジですか！？　私はとあるオフ対戦会で使ったところ笑われて終わりましたが…。

【最後に】
さて、全国本選でのレイスの活躍ぶりはというと・・・
・・・結局このブック使いませんでした（ヲイ）

でも、ガチンコ勝負でマーブルアイドルが勝ちきるには至っていない現状を打破するぐらいのヒントはこの記事に隠されている・・・といっても良いぐらいのパワーは有ると思っています。マジで。

私はこのブックを見て、かなり衝撃を受けました。（AIを除き）５色ブックでこんなに強そうだと思ったのは初めてです。さて、皆さんはこのブックを見てどう感じたでしょうか。