ＤＣの最後のオン大会、ACNFで息を吹き返していたセカンドではありますが、去る３月３１日をもってついにオン対戦も終了してしまいました。もう２度とセカンド用のネタブックの調整をオンで行うこともできないと思うと、もの悲しいものがあります。今回はそれを惜しむ意味も込めて、ACNF本選マップ「ダブルＸ」専用にブックを組んでみました。
えー、このブックが投稿されたのは2003年４月８日であります。掲載が遅れに遅れ、このタイムリィな話題から始まるマクラを台無しにしてしまったことを深くお詫びいたします。ぺこり。まぁ、これが掲載されてからＣＢＷを知った方にはきっと関係ないことですよね、と言う言い訳は無理がありやっぱりすいません。
| クレイアイドル | １ | サイクロプス | ３ | シルバーアイドル | ２ |
| スチームギア | ４ | ティラノサウルス | ２ | ニンジャ | ２ |
| バンディット | １ | ボージェス | ３ | ルナティックヘア | １ |
| カウンターアムル | ２ | グレムリンアムル | ２ | フュージョン | １ |
| ボーパルソード | １ | インフルエンス | ３ | ドレインマジック | １ |
| ピース | ２ | ファウンテン | ４ | ヘイスト | ４ |
| ホーリーワードＸ | ４ | メズマライズ | ３ | リンカネーション | ４ |
お題はスチームギアです。これだけ聞くと、
「全然ネタじゃないじゃん！」
とか言う皆さんの非難の声が聞こえてきそうですが、その声もスペルの欄に輝く４枚のファウンテンを見ていただければ少しは静まっていただけるものと思います。しかし、これではむしろ異彩を放っているのは４枚のファウンテンで、無属性ブックに普通っぽく放り込まれた４枚のギアなど全く注目に値しないのではないか？と思う方もおられるでしょう。確かに一見して、これではギアブックではなくファウンテンブックだと思われても仕方がないと思います。ですが、このブック、そしてダブルＸというマップにおけるギアとファウンテンの関係は、実はコンボと呼んでもよい程の密接な繋がりがあるのです。
「密接な繋がり」になにやらエロの香りを感じたあなた、相当変です。学校、仕事場などでおかしなことを口走らぬよう気をつけましょう。以上自戒。
ダブルＸは通常、非常に通行料が期待しにくいマップです。マップの半分を通らなくても周回可能という特殊な形状故なのですが、そこをなんとかして通行料を取れるように考案されたのがこのブックです。もうピンと来ている人もいると思いますが、このブックのギアとファウンテンは、自分の土地に踏み込ませるための餌なのです。
ダブルＸは、こんなマップです。
北エリア ■■■■■■■■■■■ ■■■■■北■■■■■ 記号の説明 ■■■■■□■■■■■ 北、南：砦です。４つありますが２つ通ればＯＫです。 ■■■■■□■■■■■ 城：城です。みちるじゃないです。 ■■北□□城□□□は■ は、し：橋です。幸夫じゃないです。 ■■■■■□■■■■■ 「は」同士、「し」同士がつながっています。 ■■■■■□■■■■■ 占：占い館です。オチはないです。 ■■■■■□■■■■■ ■■■■■し■■■■■ ■■■■■■■■■■■ 南エリア ■■■■■■■■■■■ ■■■■■は■■■■■ ■■■■■□■■■■■ ■■■■■□■■■■■ ■■■■■□■■■■■ ■し□□□占□□南■■ ■■■■■□■■■■■ ■■■■■□■■■■■ ■■■■■南■■■■■ ■■■■■■■■■■■
実際の見た目とはちょっと違うんですけど（これじゃダブル＋ですね）、内容は同じですので気にしないで下さい。それぞれのエリアを時計回りに45度傾けて、上下に並べると実際と同じ見た目になります。
ギアは通行料が半額なので、分岐の反対側に他の人の拠点があった場合、ギアを拠点にしてしまえば大抵こちら側に踏み込んでくるでしょう。ギアの通行料半額のデメリットを逆に利用するというわけです。さらにファウンテンでもかかっていれば踏み込んでこないわけがありません。クイックサンドと違って警戒されることもなく、非常に合理的でフレンドリーな通行料搾取手段と言えるでしょう。相手が自尊心から意地を張って踏み込んでこない場合は、ファウンテンが残ったままなのでいずれ自分で踏めばいいだけの話です。一応ヘイストファウンテンも狙える構成になっていますが、その場合でもファウンテンはなるべく餌として機能する位置に打つように心がけましょう。
合理的はまぁ良いのですが、フレンドリーってアンタ。古今東西、通行料奪取の方法については語られていますが、こんな方法は見たことがありません。素晴らしいで…しょうか。実際やってみないとなんとも言えません。私が使ったら、ついついサイクロプスとティラノサウルスを拠点にしてしまいそうです。あと、私が対戦相手の場合、自尊心からと言うよりも、スチームギアの通行料半減を忘れてしまって踏み込まない可能性があります。ファウンテンまでかかっていれば別ですが。ギアの特殊能力って、対戦での登場頻度の割に忘れやすいですよね。ですよね？ …よね？
気がついたらやっぱりギアではなくファウンテンについて語ってしまった感がありますが、ギアは「影の主役」ということでご了承ください。つーかやはりファウンテンを入れると他に何を入れようが台無しになってしまいますね。存在感ありすぎです。
「スペルとブック」と言うコーナーがないので、仕方ありませんね。ブック名からも、やはり主役はファウンテンのようです。よくよく考えると、ファウンテン、ギアを餌にして釣り上げられるのは私たち対戦相手ですか。イヤなブック名ですねこれ。