zephyrの夏

実は一度だけ試したことがあります。ＣＲＡオンライン対戦会で「初期ブックＶＳ本気ブック」なる企画が行われたとき、本気ブック側だった私は、スペルがホーリーワードのみの火ブックを作って参加しました。初期ブックに勝機があるとすれば、恐ろしいほどの低コストでさっさと拠点を作成し、ホーリーワードでハメる、これしかないでしょう。よってそれさえかわせば負けるわけがありません。この企みはうまく決まり勝つ事が出来たのですが、私はこれに飽き足らず、いつかもっと公平なルールにおいてこのブックコンセプト（と言うのでしょうか？）で戦いたいと思っていました。今回の大会では超重要スペルであるリンカネーション、メズマライズ、地形変化スペル等が制限されています。これはもしかしたら可能かも？　この悪魔のささやきに私は耐えられませんでした。

ブックの解説に移ります。まずドローサポートとしてフェイトを…怒ります？　いや、今回のルールではスペルはホーリーワードのみですから仕方がありません。魔力稼ぎはゴールドグースです。私はどちらかと言うとグース嫌いなのですが、今回ばかりは巨人、大鵬、ゴールドグースです。あるいは神様、仏様、ゴールドグース様です。はたまたグース、グース、雨、グースです（どんどんネタがマイナーになっていますがついてきてますか）。これくらい強調してもまだ足りません。ラストを喰らうと泣きそうになります。拠点は火属性か水属性が堅いでしょう。地と風はほとんど上げませんでした。コーンフォークはグース要員、スピットコブラは土地呪い対策、セージはガセアス、グレアム持ちの相手に巻物攻撃と言った感じです。

意外にホーリーワードでハメる機会は多くありません。なにしろ相手も移動スペル満載です。むしろ自分に使うことで高額地を踏むのを少しでも遅らせると言うのが有効です。先に敵同士に戦わせアイテムを消費させればチャンスが生まれます。実戦では下位のセプターがトップの土地を踏みそうなのをＨＷ３で助けつつその土地の隣に楔を打ち込ませると言う状況もありました。このくらいコントロールしていかないと勝負になりません。いや違いますね。それくらいしかやることが無い、が正しいですか。今回のブックは極端だとしても、数字の少ないホーリーワードを何枚か入れておくのはこのルールでかなり有効だと思います。

結果は６戦してアベレージ3.0ポイントでした。周りを見る限りではみなさん素晴らしい成績を残しているようなので、このブックでこの結果と言うのが誇れるのかどうかはいまいち分かりません。うーんどうでしょ。