言うならば水辺に住むトカゲ人である。皮膚は保護色になっており背後から忍び寄って獲物を捕らえる。この説明により先制能力を持つことに納得し同時に必殺仕事人をもじって必殺トカゲ人と読んだらどうかしらなどと考えるもカードの絵柄には２匹のリザードマンが描いてあるから本当はリザードメンが正しいだろう等と考えてしまったことと同じく口には出さない。彼の能力値はハーピーと等しい。正確に言うのならば属性を除いて等しい。しかしそのただ一点の相違がリザードマンに不幸をもたらしていることは明白だ。風属性の先制クリーチャーは数え切れぬほど居るがそれぞれに個性的で彼らが個性的であるが故に先制以外にプラス能力もマイナス能力も持たないハーピーはある意味貴重な存在である。リザードマンの隣にはリリスが居る。このリリスが先制を持つ上に耐久力がかなり有りおまけにほとんどの場合においてリザードマンよりも高い攻撃力を持つ上に配置制限などのマイナス能力も見当たらない。ブック構築の際リザードマンに一旦はカーソルを合わせながら隣のリリスの攻撃力防御力に心を奪われ結局は彼女を採用してしまうセプターが多いことは容易に想像出来る。所詮全力で戦う際に使える防具などたかが知れており恐らくプレートメイルとバックラー位であろうから不死族であることを気に病むこともない。どうも積極的に使用したいクリーチャーではないと心に留める。ここまで書きながらゲーム的能力について誰もが知っていることを書き連ねていくことに疑問を覚える。そもそもなぜリザードマンについて書こうと思い立ったのか。ベイグラントストーリーに出てくるリザードマンの本物かと見紛うばかりのリアルな動きについて賞賛しこのゲームは今までのゲームの総決算とでも言う事が出来るくらい多量のギミックを組み込んである上にファンタジーへの思い入れも深い作品であると最大級の賛辞を送るためだったか。それともマリオシリーズのヨッシーなるキャラクターはある意味リザードマンであると強引に決め付けることによって自分の好きな任天堂関係に話をスライドさせマリオテニスのヨッシーは異常に使い易くゴルフでは初心者御用達でありスマッシュでは他人が使うため気に入らない等とどうでも良い話で場を繋ぎ最終的にはマリオカート64ではこいつでキノピオハイウェイを走りこみ結構な記録を出したと大多数の人間にはまるで興味の無い自慢でもするつもりだったか。ハーピーとの差別化を図るべくリザードマンに人族でありながらエルダードラゴンの応援を受けられると言う大して役に立たない特殊能力をつける事を提案する為だったか。なぜリザードマンかという疑問を棚上げにしつつ文書を保存し試しにプラウザに表示させるとかなりの量になっているのに気付きある程度妥協しこの文が何のパロディなのか読者にはわからないのではという危惧を覚えつつ筆を置く。