青い風の街

 第3回 カルド三題噺選手権

 3-Bの対戦メンバー

羽場愛理　(ノーブルシャーマン、バタリングラム、イノセンス)
哀愁ファイター　(デスサイズ、フォースブレスレット、ブレイブソング)
やどぅ　(アネイマブル、アビサルトーム、タフソング)
メル　(メタルシャンブラー、グレイブ、ファットボディ)

 羽場愛理さんの対戦レポート

私は攻撃重視の風、哀愁ファイターさんとメルさんが地、やどぅさんがウサギ入りの水。やどぅさんのブックは、クランプやスカルプチャーも入っていて殺る気満々の構成です。

序盤は、10R時点で すでに5連鎖を決めていたメルさんが優勢でした。

・フェームを使って順調に連鎖を増資
・レベル3振込みを利用してレベル4をナチュラルトランス
・その現金で城付近に配置されていたワータイガーをレベル5上げ

いきなり、二位以下と倍近く差をつけます。しかし20R、手札の状態が整い、そこを計画的に狙っていたやどぅさんにウサギ＋アビサルトームで奪取されてしまいました。

24R、その土地は隣にコロッサスを配置した哀愁ファイターさんに奪取されるも、同Rに やどぅさんがイントルード＋セイントで再奪取。そこからトケビトランスを決めて、一気にやどぅさんが優勢に。しかし、私がノーブルシャーマン＋フュージョンを抱えているので、水土地のレベル5アイスウォールをトルネードに交換すると、残りは現金のままで歩き続けます。

27R以降、私の手札にはノーブルシャーマン＋フュージョンだけでなくナイトフィーンド＋グレムリントゥースが加わりました。連鎖要員が全てミラージュ＆ピース付である私以外の3人は増資がしにくく、急激な魔力の変動は起きないまま、勝負は終盤へ。

30R開始時
羽場愛理　哀　　愁　メ　　ル　やどぅ
　２３２　１２６１　　１２８　　９７４
４７１２　３２６１　１９６８　４２３８

この直後、哀愁ファイターさんがレベル5につかまり、やどぅさんが達成圏内へ。

32R、砦に止まった やどぅさんの魔力は2853/6117。保持していたカウンターアムルはメルさんのクラッシャーで壊されており、水土地のレベル5トルネードは裸状態。やどぅさんはさらにトケビトランスすることを選択。魔力は5117/5957へ。ここで、ドレインマジックを引ききってしまっている私には、やどぅさんを止める手段がなくなってしまいました。

このまま、やどぅさんが達成するかと思いましたが、34R、哀愁ファイターさんがやどぅさんのレベル3を奪取し、やどぅさんの魔力は5089/5409に。・・・しかし一息つく間もなく、なんと やどぅさんのドローはドレインマジック！ 周回直後の哀愁ファイターさんから325G吸い上げて、ダイスはピタリと城。結果は・・・5674/5994！！あぶなっ！！！

35R、城近くの無属性の空き地に配置したボージェスを、自力地変すれば楽々と達成できるやどぅさんですが、地属性の土地を所有してない上に、メルさんがワイルドグロースを二枚ガッチリと握っているため大人しく周回を選択。ホッと一息です。

そして、哀愁ファイターさんがファインドで念願のドレインマジックをドロー。ここまでずっと5000Gを超える現金を持ちつづけていた やどぅさんでしたが仕方なく連鎖なしの水土地を一気にレベル5に。それでも手持ちの現金は4599G。哀愁ファイターさんが1379G吸い上げて一気に達成圏内ヘ。38R時点の哀愁ファイターさんの手札にはテレポート、しかもワイルドグロースまでドロー。ここから一回増資が入れば、万全なリーチ状態になります。

39Rは、私がこの試合で一番悩んだラウンドでした。一番状態がいいのは哀愁ファイターさんです。しかし、
・ワイルドグロースを握られているので、私のウェザリングで哀愁ファイターさんの連鎖をきることは出来ない
・哀愁ファイターさんの高額地は全て倒せるものの、ダイスで踏める位置にひとつもない
・3歩先には、地変を打って直踏みすれば倒せる やどぅさんのレベル5がひとつ

【どうする？自分の連鎖を増やす？う〜ん・・・・でもさ、奪える可能性のあるレベル5が目の前にあるんだよ！ 見す見す逃した上、踏んで1024支払ったら、ただのアホじゃね！？】
と私は、やどぅさんの連鎖なし水土地レベル5スタチューにウェザリング。

その結果、ダイス7で やどぅさんの高額地を軽く跳び越し、ウェザリングを他者に無駄打ちしたことで自分の伸びしろを潰し、連鎖なしのレベル5スタチューを風3連鎖にしたことで、城まであと5歩のやどぅさんを再び達成圏内にさせてしまい、
・・・この対戦で最も格好悪い手に。誰にも止められないまま、やどぅさんが素ダイスで城に着き、勝利されました。場がよく見えているだけでなく、終盤に5000G以上の現金を持ち続けたやどぅさんの思い切りのよさが光ってたように思います。

そして、序盤にレベル5を奪取されつつも、二回のナチュラルトランスで立てなおし、増資と周回、フェーム使用で、最後の2Rだけで2000G以上も魔力を伸ばしたメルさん。終盤にレベル5を踏んでしまうものの、そのダメージはレベル5トランスで最小限に抑え、的確に相手の連鎖を削りつつ、ブックに残っているドレインマジックと地変を引くためにファインドを使い続けていた哀愁ファイターさん。キツイ状況から自分の資産を伸ばす最短距離を冷静に見極めて最終的に あそこまで魔力を伸ばした2人に比べると、私はブック相性が良いことに甘えて、手なりでプレイしていたラウンドが多く、また、それがじわじわと自分の首を絞めていた。お粗末だったなと思います。ただ同時に、この対戦がすごく楽しかったのも事実で、私だけでなく、勝ったやどぅさん以外の2人も、「負けたけど面白かった。」と言ってたのがとても印象的でした。また、こんな対戦がしたいし、次回はもっと勝負に絡みたいものです。

 試合結果